こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
塾を続ける意味が感じられない、でもやめて成績が落ちるのも怖い…
という方はいませんか?
夜11時。終わらない宿題の山を前に、子どもは鉛筆を握ったまま動かない。
それでも「やめます」の一言が、どうしても言えない。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・受験の途中で塾をやめてよい場合とそうでない場合の見分け方
・塾をやめたあと、何でその穴を埋めるのか
・中学受験を終えたあとの塾へのお礼と区切りのつけ方
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験で塾をやめるという選択は逃げではない
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
塾をやめることは、中学受験からの撤退ではありません。
受験を続けるためにやめる、という判断は現実にあります。
この仕事も19年、保護者の方との面談は1500件以上。
その中で「塾をやめてもいいですか」というご相談は、毎年必ずいただきます。
しかも多くの場合、同じ言葉を口にされるんです。
「頑張っていないわけではないのに、成果が出ないんです」と。
私はいつもこうお答えしています。
それはお子さんの努力量の問題ではなく、いま乗っている電車の行き先が違うだけです、と。
中学受験の塾をやめる前に確かめてほしい3つのこと
成績が伸びない原因は、面談を重ねる中でだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
見ていただきたいのは、この4つのどれも「塾をやめれば消える」ものではない、という点。
やめること自体は、解決ではないんです。
だからこそ、やめる前に確かめたいことが3つあります。
塾の課題がお子さんの実力に合っているか
私が見ている生徒さんの中にも、塾で出される課題の多くが難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあります。
その状態で課題を追いかけても、時間が消えて自信が削れるだけ。
一般的には「塾の宿題をやり切ることが受験勉強だ」と言われます。ですが、Edenでは塾の宿題と受験勉強は別物と考え、合格につながらない課題を減らすところから始める、というのが私のやり方。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
戻ることは後退ではありません。
ここを確かめないまま塾をやめても、持ち帰った教材が同じように難しすぎるだけでしょう。
授業のない6日間が埋まっているか
週に2回の授業に通っていても、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。
成績を決めているのは、実はその6日間。
いま塾に通っていて成果が出ていないのだとしたら、原因は授業そのものより、6日間が空白になっていることにあります。
ここが空白のままなら、通っていてもやめても結果は変わりません。
やめたあとの代わりが見えているか
いちばん大事なのがここ。「やめる」だけを決めて、その後を決めていない状態がいちばん危ないんです。
誰が毎日の学習内容を決めるのか。
誰が理解できているかを確認するのか。
誰が志望校から逆算するのか。
この3つの担当者が決まらないままやめると、成績は落ちます。
逆に言えば、決まっていればやめても大丈夫なんですね。
塾を続けるべきか、やめるべきか|いまの状況を一度整理してみませんか
どの単元でつまずいているのか、いまの課題量が合っているのか。家庭の中だけで判断するのは難しいところですよね。EdenのLINEから、お子さんの状況をお聞かせください。
中学受験直前に塾をやめる判断はありえるのか
6年生の秋以降に、いちばん多いご相談です。
「この時期に塾をやめるなんて、非常識でしょうか」と。
結論から言えば、ありえます。
理由は、直前期にやるべきことが、それまでと完全に変わるからです。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
学校ごとに出題の癖は違いますし、合格に必要な得点も違います。
一般的に言われるのは、「最後まで塾のカリキュラムをやり切りましょう」という助言。
ですが、Edenでは直前期こそ、志望校の過去問から逆算して、取るべき問題と捨てる問題をはっきりさせます。
ところが集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、志望校では一問も出ない単元の演習に、直前の貴重な時間が使われるわけです。
直前期に舵を切るご家庭は、ここに気づいています。
これは逃げではなく、時間配分の組み替えなんです。
ただし条件があります。逆算する作業を誰がやるのか。
そこが決まっていない状態で直前期に塾をやめるのは、私はお勧めしません。
中学受験の塾をやめると成績が落ちるのかという不安
やめたら落ちるのではないか。
この不安の正体を、はっきりさせましょう。
落ちるのは、塾をやめたからではありません。
管理する人がいなくなるからです。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守ります。
大人でもそうですよね。小学生ならなおさらでしょう。
塾の価値は、授業そのものより「毎週確認される」という外圧のほうにある場合が少なくありません。
その外圧を外し、代わりを用意しないから落ちるのです。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は24時間いつでも送れる体制で、私と専任講師のダブル体制。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
親子喧嘩の多くは、親が管理者を兼ねていることから起きているからです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
個別指導の塾に5年生から通いましたが、全く身についていないため、塾をやめてEdenにお願いしたのが5年生の2月。それからは、なおき先生のお話通りの1年でした。(中略)決して無理・難しいとは仰らず、志望校を目指して、指示通りに毎日を過ごし、最終的に合格できました。
やめたあとの6日間を、誰が埋めるか
毎日の学習内容を第三者が管理する形に変えるだけで、家庭の会話は戻ります。いまの学年と通っている塾の状況をお聞かせください。
中学受験後に塾をやめるときの区切りのつけ方
ここからは、受験を終えたご家庭へ向けて書きます。
2月。合否が出そろい、長かった日々が終わります。
ところが多くのご家庭が、最後で立ち止まるんです。
「退塾の連絡を、どう伝えればいいのか」
「お礼はどうすればいいのか」
「不合格だったのに、お礼を言うのは変ではないか」
誰も教えてくれない部分ですよね。
中学受験の塾へのお礼は伝える中身から決める
形を先に考えると、必ず迷います。
考える順番は逆。
何を伝えたいのかを決めてから、それに合う形を選ぶ。
私が保護者の方にお伝えしているのは、この3つ。
- どの時期に、どんな言葉で助けられたか
- 子ども本人がどう変わったか
- これからどう進んでいくか
塾の講師にとって、いちばん残るのは「うちの子はこう変わりました」という具体の一行なんです。
抽象的な感謝の言葉より、あの日のあの声かけに助けられた、という事実のほう。
もうひとつ、お子さん本人の言葉を必ず入れてください。短くて構いません。
保護者が代わりに書いた立派な文章より、本人が書いた一行のほうが、ずっと届きます。
その一行を書く作業そのものが、お子さんにとって受験を区切る儀式になるんですね。
中学受験の塾へのお礼が不合格のときに書きづらい理由
第一志望に届かなかったとき、お礼の言葉が出てこない。
これは自然なことだと思います。
ただ、その苦しさの正体を分解してみましょう。
不合格だったときに、費やした費用と労力の損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を、私は何人も見てきました。
お礼が書けないのは、感謝がないからではありません。
損得の計算が、まだ終わっていないからなんです。
失敗のまま終わらせるから失敗なのであって、続けている限り、人は成功に近づいていく。私はそう考えています。
12歳の2月に、その子が何を積み上げたのか。
毎朝早く起きた日々、逃げなかった模試、最後まで解ききった過去問。
その事実は、合否と関係なく残ります。
だとすれば、塾へ伝えるべきことも決まってくるでしょう。
「合格させてくれてありがとう」ではなく、「この子をここまで走らせてくれてありがとう」です。
第一志望に届かなかったご家庭ほど、この一文が書けたときに、区切りがつきます。
区切りがつけば、進学先での3年間の入り方が変わります。
なお、形については塾ごとに受け取りの決まりが違います。
塾の方針を確認してから決めれば、間違いはありません。
塾の課題を手放しても受験は続けられる|偏差値30台から芝国際に合格した事例
以前、こんな生徒がいました。
入会前の偏差値は30台。
塾から言われた課題を真面目にこなして、一生懸命勉強していました。
それでも、成績が上がらない状態が続いていた。
勉強していないのではありません。
塾の指示どおりに努力しているのに、数字が動かないことが問題でした。
Edenでまず、それまでの塾の課題を一度手放してもらいました。
「たくさんやる」ことより、本人が楽しく継続できて、合格につながる勉強に絞る考え方へ。
夏期講習や追加の強化講座は増やしていません。
ライブ授業なども活用しながら、やることを絞り込みました。
結果、偏差値30台から約10か月で、首都圏模試偏差値60・四谷大塚偏差値55前後の水準の学校へ届くところまで成長。
芝国際中学校に合格しています。
塾の課題に追われているご家庭に必要なのも、同じ判断でしょう。
いま偏差値が30台・40台でも、行き先がないわけではないんです。
中学受験の先にある自己肯定感という長期の目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜこの二段構えにしているのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。
塾をやめるかどうかで悩んでいる時期、保護者の方は「間違った選択をしたらこの子の人生が変わってしまう」と感じますよね。
そんなことは、ないんです。
大事なのは、やめるかやめないかではありません。
そのあとに何を置くか。
そこさえ決まっていれば、どちらを選んでも道は続きます。
中学受験の指導と合格者の声を動画で公開
言葉だけでは伝わりにくい部分もあるでしょう。
当会で指導を受けた卒業生との対談を公開しています。
どんな状態から、何を変えて、どこへ進んだのか。ご本人の言葉で話しています。
日々の考え方や勉強法は、チャンネルでも発信中です。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応しています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちの子は、塾をやめてもやっていけますか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

