こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
うちの子は、そもそも中学受験に向いていないのではないか…
という方はいませんか?
クラスは下がったまま。宿題は毎週終わらない。
周りの子は淡々とこなしているのに、うちの子だけが遅れていく。
このまま続けさせるのが正しいのか、早めに方向を変えたほうがいいのか。
そう迷って検索窓に言葉を打ち込んだ方も、多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験に向いてる子に共通する3つの条件
・「向いていない子」と言われる子に本当に起きていること
・向き不向きをご家庭で判断するための物差し
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験に向いてる子は今の成績では決まらない
最初にお伝えしたいこと。
いま成績が出ていないことと、中学受験に向いていないこと。この二つは別の話です。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で「うちの子は向いていないと思うんです」というご相談を、数えきれないほど受けてきました。
けれど実際に指導に入ると、本当に受験に向かなかったお子さんはごくわずか。
大半のケースで起きていたのは、別のことでした。
中学受験に向いていないのではなく、いま置かれている学び方に向いていない。
外から見ると、この二つは同じ形に見えてしまうんですね。
授業についていけない。宿題が終わらない。点数が上がらない。
三つがそろうと、周りも本人も「向いていない」の一言で説明を終わらせてしまう。
まずはここを分けてから、話を先へ進めましょう。
中学受験に向いている子に共通する3つの条件
向いている子とは、どんな子なのか。
19年見てきた中で、伸びていく子に共通していたのは、意外なほど地味な三つでした。
条件1|分からないことを分からないと言える
一つ目。これがいちばん大きいでしょう。
問題が解けなかったとき、そこで「分からない」と口に出せる子は、必ず伸びます。
逆に、分からないまま「分かった」と答える子は、学年が上がるほど苦しくなる。
穴を抱えたまま量だけが増えていくからです。
大事なのは、これが性格ではなく環境の問題だという点。
「なんで分からないの」と言われ続けた子は、言えなくなるんです。
条件2|一度解けた経験を覚えている
二つ目。前は解けなかった問題が解けた、という記憶が残っている子。
能力の話ではありません。「できた」という出来事が、本人に届いた経験があるかどうか。
自力で解けた記憶がある子は、次の壁の前で粘れます。
その記憶がない子は、最初の一問で手を離してしまうんですね。
条件3|家庭にやめる選択肢が残っている
三つ目は、お子さんではなくご家庭の条件。
「ここまでやってダメなら公立でいい」と本気で言える家庭の子ほど、結果的に伸びます。
逃げ道のない環境では、子どもは失敗を隠すようになるからです。
隠された失敗は、直せません。
退路を残すことは甘やかしではなく、失敗を早く直すための現実的な条件なんですね。
中学受験に向いてない子と言われる子に起きている構造
ここからが本題。
「向いていない」と判断された子に、実際は何が起きているのか。
集団授業のペースが合わないことと中学受験に向かないことは別
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ進んでいきます。
授業の場では、分かった気になりますよね。
ところが家で一人になると、ほとんど解けない。
解けないから宿題が終わらない。終わらないからクラスが下がる。
下がったクラスでも、進む速度は変わりません。
この流れを外から見ると、「あの子は中学受験に向いていない」という結論に見えるでしょう。
起きているのは、能力の不足ではありません。
大人数を同じ速度で運ぶ形式に、その子の理解の速度が合っていないだけなんです。
速度が合わないことと、受験に向かないこと。ここを一緒にすると、判断を大きく間違えてしまう。
中学受験に向いていない子と決める前に確かめる2つのこと
結論を出す前に、確かめていただきたいことが二つあります。
一つ目は、どの学年の内容でつまずいているか。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
一般的には、6年生から前の学年に戻る余裕はないと言われます。
ですが、Edenでは6年生であっても、4年生の教材に戻ることをよくお勧めしています。
戻って解けるなら、向いていないのではありません。順番が飛んでいるだけ。
二つ目は、「分かった?」以外の方法で理解を確かめたことがあるか。
家で「分かった?」と聞くと、たいてい「分かった」と返ってきますよね。
その言葉には、いくつもの意味が混ざっています。
- 大まかには分かった
- 親が安心するから言っておく
- 手順だけ覚えた
- なぜそうなるかまで理解できた
本当に身についているのは、最後のひとつだけ。
類題を1問解かせれば、向き不向きではなく、どこに穴があるかが見えてきますよ。
お子さんが「向いていない」のか「合っていないだけ」なのかを、一度切り分けてみませんか
どの学年のどの単元で止まっているのか。ご家庭で判断するのは難しいところですよね。EdenのLINEから、お子さんの状況をお聞かせください。
正直にお伝えする|本当に中学受験が向かないケース
誰にでも向いています、とは私は言いません。
19年やってきて、一度立ち止まったほうがいいとお伝えしたケースも確かにあります。
二つ挙げておきますね。
本人にまったく意思がなく家庭にも譲れない理由がない場合
本人に受験する意思が一切なく、ご家庭の側にも「どうしてもこの学校へ」という理由がない場合。
この状態で続けても、費やした時間の割に残るものが少なくなります。
ただし、ここは慎重に見ていただきたいところ。
4年生・5年生で受験を自分のこととして語れる子は、そもそもほとんどいません。
「めんどくさい」は標準の反応であって、意思がないこととは違うんです。
見るべきは言葉ではなく、解けたときに表情が動くかどうか。
そこが完全に消えた状態が長く続いているなら、いったん保留する判断もあり得ます。
家庭が疲弊しきっている場合
親子の会話が受験の話だけになり、保護者の方が眠れない日が続いている場合。
このまま突き進むと、たとえ合格しても失うもののほうが大きくなります。
疲弊の原因が「受験そのもの」ではなく「管理する役を親が一人で背負っていること」にあるなら、そこを外せば景色は変わりますよ。
中学受験に向いてない親という検索について|資質ではなく役割の問題
「向いてない親」という言葉で検索される方も、実際に多くいらっしゃいます。
感情的に怒ってしまう。点数に一喜一憂してしまう。他の家庭と比べてしまう。
自分は親として向いていないのではないか、と。
はっきり申し上げます。
それは資質の問題ではありません。役割が重なりすぎているだけです。
塾でも家庭教師でも、授業がある日より、ない日のほうが圧倒的に多いですよね。
その6日間を管理しているのは、ご家庭。
生活を支える役と、進捗を管理して締切を守らせる役を、同時に持たされているわけです。
会社で言えば、家族でありながら上司でもある状態でしょう。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守ります。
変えるのは声のかけ方ではなく、約束する相手のほうなんですね。
一般的には、授業のない日の学習管理は家庭の役目と言われます。
ですが、Edenでは保護者の方の関わり方まで指導の範囲と考え、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は24時間いつでも送れて、私と専任講師のダブル体制。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
こどもの性格上大手塾は向いてないだろうと考えていて、受験は諦めようかと考えていました。(中略)息子も最終的に勉強っておもしろい!を気づくことができて、中学入学準備も整い、エデンに入れて良かったと感じています。
元々高偏差値を取れているお子さん向けというよりは、本当は出来るのに偏差値30.40台にいるお子さんの可能性を伸ばしてくれるリモート塾だと感じます。
管理する役を、いったん手放してみませんか
毎日の学習内容を第三者が管理する形に変えるだけで、家庭の会話は戻ります。まずはお子さんの現状をお聞かせください。
偏差値30台から芝国際に合格した事例|向き不向きは途中で変わる
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は30台。
塾から言われた課題を真面目にこなし、一生懸命勉強しているのに、成績が上がらない状態が続いていました。
勉強していないのではありません。塾の指示どおりに努力しているのに、数字が動かない。
外から見れば「向いていない子」に見えたでしょう。
Edenでは、それまでの塾の課題をいったん手放してもらいました。
たくさんやることよりも、本人が楽しく続けられて、合格につながる勉強だけに絞ったのです。
夏期講習も、追加の強化講座も増やしていません。ライブ授業なども活用しながら進めました。
偏差値30台から、約10か月。
首都圏模試偏差値60・四谷大塚偏差値55前後の水準の学校に届くまで伸びて、芝国際中学校に合格しています。
向いていなかったのは、受験ではありません。それまでの学び方のほうでした。
2025年は、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・森村学園・横浜雙葉・穎明館・城北・逗子開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
いま偏差値が30台・40台でも、行き先がないわけではないんです。
中学受験の向き不向きを判断するための物差し
ここまでの話を、判断に使える形にしておきますね。
- いま解けない問題は、4年生・5年生の内容まで戻れば解けるか
- 「分かった」ではなく類題1問で確かめたとき、理解は残っているか
- 解けたときに、本人の表情がわずかでも動くか
- 管理する役を、保護者の方以外が持てているか
- ご家庭に、やめる選択肢が本当に残っているか
上の三つが一つでも当てはまるなら、そのお子さんは向いていないのではありません。
学び方が合っていないだけ。
下の二つが崩れているなら、変えるべきはお子さんではなく、家庭を取り巻く仕組みのほうです。
向き不向きの先にある自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜ二段構えなのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。
もうひとつ。不合格だったときに損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
「向いていない」という言葉は、便利ですよね。
一言で説明がついてしまうし、誰も傷つけないように見える。
けれどその言葉は、子どもの中に長く残ります。
お子さんが向いているかどうかを決めるのは、いまの偏差値ではありません。
どの学び方に置かれているか。そこを変えれば、答えは変わりますよ。
中学受験の指導と卒業生の声を動画で公開
言葉だけでは伝わりにくい部分もあるでしょう。
当会で指導を受けた卒業生との対談を公開しています。
「向いていない」と言われた状態から何を変えたのか。ご本人の言葉で話しています。
日々の考え方や勉強法は、チャンネルでも発信中です。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
当会がどんな形でお子さんを見ているかも、書いておきますね。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応しています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちの子は、中学受験に向いていますか」
この質問に、状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。向いていないと判断したときは、そのとおりにお伝えします。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

