こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
塾には通い始めたけれど、本人に受験する気が全く見えない…
という方はいませんか?
宿題の量が急に増えて、こなすだけで一週間が終わっていく。
声をかけると返ってくるのは「めんどくさい」。
志望校の話をしても、他人事のような顔をしている。
4年生・5年生のご家庭から、私はこの相談を毎年いただきます。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・4年生5年生でやる気が出ない本当の理由
・親がやめたほうがいいこと
・本人が自分から動き出す仕組みの作り方
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験でやる気がないのは4年生5年生の標準状態
最初にお伝えしたいこと。
10歳や11歳の子どもに、受験へのやる気を求めるほうが無理なんです。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で「4年生のうちから自分で志望校を決めて、自分から机に向かいます」というご家庭に出会ったことは、ほとんどありません。
中学受験は、そもそも親が始める受験です。
高校受験や大学受験と違い、本人の意思より先に環境が動く。
ですから、入塾1年目・2年目の段階でお子さんが受験を自分のこととして考えていなくても、それは異常なことではないんです。
問題は別のところにあります。
やる気があることを前提にして計画を立ててしまうこと。
ここが崩れると、家庭の会話はすべて「やる気があるのか、ないのか」の押し問答に変わってしまいます。
まずはこの前提を外してから、話を先へ進めましょう。
中学受験の勉強にやる気が出ない4つの原因
やる気の問題は、性格の問題ではありません。
面談を重ねる中で、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
注目していただきたいのは、やる気が4番目に来ているという点です。
上の3つが解決されないまま、やる気だけが単独で湧いてくることはありません。
一般的には「やる気がないから伸びない」と言われます。ですが、Edenでは順番を逆に見ています。
つまりやる気は、原因ではなく結果のほう。
何をどうすればいいのか分かっていて、やってみたら解けて、点数が動いた。この順番を通ってはじめて、子どもは自分から動き出すんです。
小4で中学受験のやる気がない子に起きていること|処理する勉強になっている
4年生の1年間は、塾のペースに体を慣らすだけで手一杯になります。
授業を受ける。宿題が出る。終わらないまま次の授業が来る。
この繰り返しの中で、勉強が「理解する行為」から「処理する作業」へと変わっていきます。
背景には、集団授業の構造があるんです。
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ進んでいく。
授業の場では「わかったつもり」になりますよね。
ところが家で一人になると、ほとんど解けない。
ここで子どもが口にする言葉が「めんどくさい」です。
私はこの言葉を、ほぼ毎回こう翻訳しています。
「めんどくさい」は「わからない」の言い換え。
小学生は、自分が何につまずいているかを言葉にできません。
だから、面倒だという言い方でしか表現できないわけです。
やる気がないから解かないのではなく、解けないから面倒に見えている。
順番が逆なんですね。
お子さんが「めんどくさい」と言う場所を、一度特定してみませんか
どの単元でつまずいているのか、どこまで戻れば解けるようになるのか。ご家庭だけで見極めるのは難しいところです。EdenのLINEから、お子さんの今の状況をお聞かせください。
小5の中学受験でやる気ない状態が固まる理由|穴を抱えたまま量が倍になる
5年生になると、学習量が一気に増えます。
しかも、4年生で理解しきれなかった単元を抱えたまま、新しい単元へ進んでいく。
比や割合、速さ。
このあたりで、多くのお子さんが手応えを失います。
やってもやっても偏差値が動かない。
すると何が起きるか。
子どもは「自分は頭が悪い」という結論を、自分で自分に出してしまうんです。
これが5年生でやる気が消える、いちばん大きな理由でしょう。
やる気がないから成績が上がらないのではありません。
成績が上がらない時期が続いたから、やる気のほうが先に折れたのです。
ここを取り違えたまま「やる気を出しなさい」と言い続けると、自己肯定感だけが削れていきます。
中学受験のやる気を引き出す前に親がやめるべき2つのこと
ここから、多くのご家庭に共通してお伝えしていることを書きます。
塾のカリキュラムに合わせようとするのをやめる
塾の課題が、お子さんの現在の実力に合っていないことがあります。
私が見ている生徒さんの中にも、塾で出される課題の多くが難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあるんです。
その状態で課題をこなさせても、意味はありません。
時間だけが消えて、自信も削れていく。
一般的には、伸びないときは講習や教材を足す方向で考えると言われます。ですが、Edenでは合格につながっていないものをやめる引き算から考えます。
5年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
6年生でも同じです。
「今の学年に合わせなければ」というお母さんの焦り。それが根本の理解を妨げてしまうからです。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
戻ることは、後退ではないんです。
解ける問題が増えると、子どもの表情は数週間で変わりますよ。
「やる気あるの?」と聞くのをやめる
つい聞いてしまいますよね。
「あなた、本当に受験する気があるの?」
この質問に、小学生は答えを持っていません。
やる気の有無を自分で診断できる10歳は、まずいないでしょう。
結果として返ってくるのは、黙り込むか、「ある」と言っておくかのどちらか。
どちらも状況を1ミリも動かしません。
さらに厄介なのは、この質問が「あなたはやる気がない子だ」という評価として、子どもに届いてしまうこと。
言われ続けた子は、そのとおりの自己像を作ります。
代わりに、今日やる1問だけを一緒に決めてください。
問うのではなく、決める。
意欲を確認する会話をやめて、行動を1つ置くほうへ切り替えるわけです。
中学受験でやる気がない子を動かすのは声かけではなく仕組み
声かけを工夫しても、変わりません。変えるのは仕組みのほうです。
考え方はとても単純。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守ります。
大人でもそうですよね。小学生ならなおさらでしょう。
上司から期限を決められることで、人は危機感と責任感を持って動く。
つまり、家庭の中に「毎日の約束の相手」がいない状態が、いちばん動かないわけです。
授業のない6日間を埋める
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。
その6日間をどう埋めるか。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
お子様が自然と勉強習慣がつくようにプログラムしていますので、そこは安心してお任せいただければと思います。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ています。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
親子喧嘩の多くは、親が管理者を兼ねていることから起きているからです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
5年の1月までは他の塾に通っていました。頑張っても偏差値が上がらず、自己肯定感もとても低くなってしまい、なんとか自信を取り戻してほしいと思い、Edenにお世話になることにしました。自分のペースで勉強が出来ること、基礎からきちんと取り組んでもらえたことで、子どもも段々と自信を取り戻していきました。
自信を取り戻すと、やる気は後からついてきます。
逆の順番では、ほとんど動きません。
管理する役を、いったん手放してみませんか
毎日やることを決める役目を第三者に渡すだけで、家庭の会話は勉強の話から解放されます。まずはお子さんの学年と、通われている塾の状況をお聞かせください。
偏差値30台から芝国際に合格した事例|やる気は結果から生まれる
以前、こんな生徒がいました。
入会前の偏差値は30台。
塾から言われた課題を真面目にこなし、一生懸命勉強していたのに、成績が上がらない状態が続いていました。
やる気がなかったわけではありません。
努力の向きが、合格につながっていなかっただけなんです。
Edenでは、それまでの塾の課題を一度手放してもらいました。
「たくさんやる」ことよりも、本人が楽しく続けられて、合格につながる勉強に絞る。
夏期講習や追加の強化講座は増やさず、ライブ授業なども活用しました。
やることが絞られると、子どもの負担が減ります。
負担が減ると、残った問題に手が伸びる。
解ける実感が戻ってきたとき、はじめて本人の口から志望校の名前が出てくるんです。
やる気に火がつく瞬間というのは、たいていこの順番でやってきます。
この生徒は偏差値30台から約10か月で、首都圏模試偏差値60・四谷大塚偏差値55前後の水準の学校へ届くところまで成長。
芝国際中学校に合格しています。
2025年は、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・桐光学園・桐蔭学園・森村学園・開智所沢・横浜創英・横浜雙葉・鎌倉女学院・穎明館・神奈川大学附属・城北・清風・日大豊山・安田学園・帝塚山・逗子開成・鎌倉学園・大宮開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
いま4年生・5年生で成績が動いていなくても、行き先がなくなるわけではないんです。
中学受験のやる気の先にある自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜこの二段構えにしているのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。
もうひとつあります。不合格だったときに、費やした費用と労力の損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
4年生・5年生は、まだ時間があります。
だからこそ、この時期に「やらされる勉強」の型で走り出してしまうと、6年生の1年間がとても苦しくなる。
逆に言えば、いま仕組みを整えておけば、間に合うということでもあります。
やる気が見えないお子さんを見ていると、この子は受験に向いていないのではないか、と思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
火をつけるのは本人の性格ではなく、解ける経験の積み重ね。私はそう考えています。
中学受験の指導と卒業生の声を動画で公開
言葉だけでは伝わりにくい部分もあるでしょう。
当会で指導を受けた卒業生との対談を公開しています。
やる気が見えなかった時期に何が起きていたのか。何を変えて、どこへ進んだのか。ご本人の言葉で話しています。
日々の考え方や勉強法は、チャンネルでも発信中です。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応しています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「4年生5年生のうちに、何から手をつければいいですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近のテストの様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

