【中学受験】授業や講習のノートは「自分の言葉」で書きましょう
こんにちは。
7月も終わりに近づき、
夏季講習を受けている中学受験生も多いと思います。
大体、夏期講習というのは、基本的な事項など、大事なことが話されます。
そこで皆さんのお子様は、「ノート」をどうとっていますか?
単純に先生の言うことをそのまま書いていたり、また、全くとらないという方もいるのではないでしょうか?
もしお子様がそうであるなら、その状態は非常に危ないです……!
そこで今回はプロ家庭教師のEdenが、成績が伸びる、ノートの取り方を話そうと思います。
まず、「ノート、メモ」はダメです!
まず、ノートやメモをとらないというのは、受験においても、社会人においても、危ない傾向です。
これはある大学の教授の話ですが
「自分はいくつかの大学で働いているのですが、偏差値が50~55のあたりではっきりと学生の行動が分かれる傾向があります。それは、それ以下の偏差値の大学の学生は、自分からメモやノートをとらない。そもそも筆記用具やメモ、ノートの類を、授業の場でも持っていない」
と、話されていました。
ある企業の採用担当者は、
「就職の合同説明会で、メモを取らない学生はいますが、そういった方は、真っ先にご遠慮願います」
と話していました。
やはりそれ位、メモやノートは大事なのです。
もし、メモやノートをとる習慣がない人は、まず習慣作りから始めていきましょう。
「自分の言葉」で書きましょう
また、メモやノートを取っている人が、成績がいいとは限りません。
ある女子生徒は、授業でも面談でもとにかくノートを持参し、熱心にメモを取っていました。
しかし、何カ月たっても、一向に成績が上がりません。
彼女はまさに「一生懸命な子」でしたから、もう自暴自棄になりそうでした。
なので案の定、「どうして成績が上がらないのでしょうか?」
という相談を受けました。
彼女の話を聞いてみると、途中、こんな言葉が出ました。
「復習が全然追いつかないんです。授業ではホントためなることばかりで、先生の一言一句、聞き逃せないです」
ここで私は気づきました
「ノート見せてごらん? どれくらいノートに『自分の言葉』が残ってる?」
私は彼女のノートを見ました。
すると、授業中先生がいったことが、とにかくびっしりとした、「文字」で埋め尽くしてありました。
「分からない問題に出会った時、的確に『先生の言ったこと』が使えている?」
そう聞くと彼女は、
「いや、でもそれは、私の復習が足りないからだと思うんですけど……」
と答えました。
もうお分かりですよね。
彼女のノートは、情報の飽和状態。
「どういう時に、何を使って」という大事なことですら、ノートに埋もれてしまったのです。
ノートというのは、
「あとで読み返したときに、自分を納得させるもの」であるべきです。
授業をする先生も、生徒がそういう風にノートを書く前提で、教卓で話しています。
誰かに見せるためにノートをとっているわけではないので、
自分の言葉で、「分からなかった理由」や、「以前習った○○を見よマーク」など、自分で自分を納得させられる表現を残すようにしてみたらどうでしょう?
そういう風に彼女にアドバイスを送ったら、しばらくして、彼女に笑顔が戻ってきました。
もちろん、もともと一生懸命な子なので、成績もよくなりました。
「メモを取らない」と「一言一句ノートをとる」は危険です。
「成績が上がるノートの取り方」を身に着けましょう♪
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