【中学受験】探し物は、子供にさせましょう。【親は我慢】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

うちの子、よくモノをなくすんだけど、
その時は私も探すのを手伝っている。。
という方はいませんか?
子供はよく物をなくしますし、
親もそれを探そうとしますが、
探し物を親が探すのは、教育上、あまりよくありません。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 探し物は、子供にさせるべき理由
について話します。
是非ご覧ください。
探し物は、子供に任せましょう。
探し物は是非、子供に任せるのをおすすめします。
よく
「机に向かう勉強以外にも日常生活で、受験に役立つことがある」
と言われます。お手伝いなどがよく言われます。
そして、その中の一つが、
「探し物」なのです。
お母さん、探しがちです。
「子供が大事なプリントを塾でもらったはずなのに、子供がそれをなくしてしまった!」
そうして、子供はバッグをひっくり返して、ひたすらプリントを探す。
お母さんは、不満な顔をしながら、それを傍で見ている。
あるあるなシーンですね。
しかし、お母さんも我慢ならずに、
子供のバッグを漁り始めます。
これ実は、子供の成長を阻害しているのです。。
冷静に見守りましょう。
なぜか?
それは、勉強している時に使う、
「記憶をたどる力」が培われないのです。
この力は自力で頑張らせないと、つきません。
なのでお母さんは、
子供がものを探すのを見守るのをおすすめします。
探し物は脳を動かします。
物を探している子供の脳は、
- 「ここにしまったから、ここかなぁ」
- 「学校の机の引き出しに、入れたままか…?」
- 「あそこ私、どうしたっけなぁ」
と、過去の自分の行動を思い出そうと、
フル回転しているのです。
これは、勉強している時も同じです。
勉強している時も、
- 「この問題、どの公式を使うんだっけなぁ」
と、思い出しているのです。
「記憶をたどる力」は、探し物と勉強、共通しています。
なので、それをつけるためにも、探し物は子供にさせましょう。
勉強面での口出しも同じです。
探し物と同じように、勉強面でも、
親が子供に口出ししてしまうケースは多く、
それも注意した方がい良いと思います。
口出し、しがちです。
今は夏休みですが、
以前、中学受験の勉強に集中させてあげたいというお母さんが、
- 読書感想文
- 自由研究
- 書き取りの宿題
まで、やってしまったケースがあります。
流石に↑は極端です。
しかし、あれこれ口出しする親御さん、多いと思います。
考えなくなります。
こういうケースですと、
そもそも子供が考える時間が無くなってしまうのです。
考える前に、答えを言ってしまうと、
子供が自分で考える癖をなくしてしまいます。
刺激を与える。
子供にまずは解かせ、行き詰まったら、
- この式に注目してみたら?
- とりあえず補助線引いてみたら?
- 塾の講師に、なんて言われたの?
など、
答えや大きなヒントではなく、「刺激」を与えるべきです。
確かに時間はかかります。
しかし、子供の学力を上げるには、これが最も短時間と言えるのです。
自分で解決させましょう。
そう、勉強でも探し物でも、
自分でさせることは、教育上、大事なことです。
やらされるより、やる。
これをなるべく小さいころから意識させておきましょう。
今日は「探し物」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年8月24日
参考・引用
『中学受験の常識ウソ?ホント?親が勘違いしがちな49のこと』,西村則康,2015